Artificial Intellegence(AI)という言葉を毎日、目にしています。コンピューターが人工的な知能を持って、さまざまな活動をすることを指します。
第二次世界大戦中に、弾道計算を高速に実行するための計算機開発から始まり、人間の思考に近づくための研究開発が進みました。”ニューラル・ネットワーク”、”エキスパート・システム”等の用語が使われ始めたのが1960~70年代です。日本で”第5世代コンピューター”プロジェクトが話題となったのもこの頃です。
ニューラル・ネットワークを使って複雑なパターン学習ができる”バックプロパゲーション”が提案され、幅広い産業に影響を与えた頃が、1980年代後半の第二次AIブームです。
そして21世紀に入ると、ニューラル・ネットワークの学習方式が飛躍的に向上した”深層学習(Deep Learning)”が広く利用されるようになり、第三次AIブームとなりました。ビッグデータの拡大とともに、今や人間を超える学習能力を持つに到っています。

いずれ、このような人工知能の技術進展が「人間の知能を大幅に凌駕する」時点(「技術的特異点(Technological Singularity)」とよばれます)に到り、社会が一変するだろうと言われています。これからは単に技術の話だけではなく、倫理等を含むELSI※の論議も必要です。

AIはDX(Digital Transformation)に不可欠な要素ですが、その本質を把握した上で調査・分析をおこないます。

※Ethical, Legal and Social Issues